最近、ブログを書きながら、「読みやすい記事とは何だろう」と考えることが増えました。
私は現在、仕事や育児をしながら、中小企業診断士などの資格勉強とブログ運営を続けています。
ブログを始めた頃は、「まずは記事を書こう」という気持ちが強く、とにかく文章を書き続けていました。
しかし、記事を書き重ねるうちに、内容が正しいだけでは読者には伝わらないことに気づきました。
どれだけ役立つ情報でも、構成が分かりにくかったり、話の流れが整理されていなかったりすると、最後まで読んでもらえません。
そこで最近は、文章を書くこと以上に、「どうすれば伝わりやすくなるか」を意識するようになりました。
そんなことを考えていた時、商工会議所で参加した勉強会で、「ブログ記事と事業計画書は意外と似ているのではないか」と感じる出来事がありました。
「正しいことを書けば伝わる」わけではなかった
以前の私は、「内容が正しければ、自然と伝わる」と考えていました。
しかし実際には、そう単純ではありませんでした。
例えば、
- 文章が長すぎる
- 結論が分かりにくい
- 何を伝えたい記事なのかが曖昧
このような記事は、内容が良くても最後まで読まれにくいと感じています。
私自身、ブログを書き始めた頃の記事を読み返すと、「もっと整理して書けば伝わりやすかったのに」と思うことが少なくありません。
そのため最近は、記事を書き終えた後も、「読者が理解しやすい順番になっているか」という視点で見直すようになりました。
この「読み手の立場で考える」という視点は、後に参加した商工会議所の勉強会でも、共通する考え方だと気づくことになります。
商工会議所の勉強会で感じたこと
先日、商工会議所で実施された、小規模事業者持続化補助金に関する勉強会へ参加しました。
講師は、現役の中小企業診断士の先生です。
勉強会では、制度の説明だけではなく、
- 事業計画書の考え方
- 審査されるポイント
- 事業者の強みの整理方法
- 販路開拓の考え方
などについて、実例を交えながら分かりやすく解説してくださいました。
その中で特に印象に残ったのは、「伝わる事業計画書を書くこと」の重要性です。
事業計画書には、自社の強みや課題、今後取り組みたい事業を整理して記載します。
そして、それらを審査員に分かりやすく伝え、「この事業なら実現できそうだ」と納得してもらうことが求められます。
その話を聞きながら、私は「これはブログも同じだ」と感じました。
記事も、自分が書きたいことを書くのではなく、読者が理解しやすいように整理し、「伝わる形」で届ける必要があります。
読み手を意識することの大切さは、ブログも事業計画書も変わらないのだと感じました。
事業計画書は「審査員のため」だけに書くものではなかった
ただ、勉強会を通して私が学んだことは、それだけではありませんでした。
持続化補助金の事業計画書は、もちろん審査員に伝わるように書くことが大切です。
しかし、その前提として、自分自身が事業の方向性を整理できていなければ、相手にも伝わる事業計画書にはならないということを学びました。
例えば、事業計画書では、
- 自社の現状
- 強み・弱み
- 現在抱えている課題
- 補助金を活用して取り組みたいこと
- その取り組みによって期待できる効果
などを一つひとつ整理しながら文章にしていきます。
頭の中では考えていたつもりでも、実際に文章へ書き出してみると、「思っていたより整理できていなかった」と気づくことも少なくありません。
つまり、事業計画書は審査員へ説明するための書類であると同時に、自分自身の考えを整理するための書類でもあるのだと感じました。
そして、その計画に沿って事業を進めることで、計画と実際の結果を比較し、必要に応じて改善を重ねていくことができます。
私はこの考え方を知り、「事業計画書を書く意味」を以前より深く理解できたように思います。
ブログも「書くことで考えが整理される」
この考え方は、ブログにもそのまま当てはまると感じています。
記事を書く前は、「何を書きたいか」は頭の中でまとまっているつもりです。
しかし、実際に文章を書き始めると、「本当に伝えたいことは何だろう」と手が止まることがあります。
話の順番を入れ替えたり、不要な部分を削ったり、説明を補足したりしながら書き進めるうちに、自分の考えも少しずつ整理されていきます。
最近では、「記事を書く」というより、「書きながら考えを整理している」という感覚の方が近いかもしれません。
ブログは読者へ情報を届けるためのものですが、それと同時に、自分自身の考えを言語化し、整理するための時間にもなっています。
だからこそ、「書くこと」は単に文章を作る作業ではなく、考える力を磨く時間でもあるのだと感じています。
ブログを書き続ける中で感じた「小さな積み重ね」の大切さについては、こちらの記事でも紹介しています。
小さな積み重ねでしか、大きな目標には届かないと思った話
伝えるためには、まず自分が理解している必要がある
今回の勉強会やブログ運営を通して、もう一つ感じたことがあります。
それは、「相手に伝えるためには、まず自分自身が理解していなければならない」ということです。
頭の中では分かっているつもりでも、いざ文章にすると言葉が出てこなかったり、説明の順番が分からなくなったりすることがあります。
そのような時は、まだ自分の中で十分に整理できていないのだと気づかされます。
だからこそ、文章を書くことには大きな意味があります。
書きながら考えを整理し、「本当に伝えたいことは何か」を見つめ直すことで、自分自身の理解も深まっていくからです。
事業計画書もブログも、最終的には誰かに読んでもらう文章です。
しかし、その前に必要なのは、「自分自身が内容を理解し、整理できていること」なのだと思います。
今回の勉強会では、その当たり前のようで難しいことを改めて学ぶことができました。
ブログ運営と仕事が少しずつつながってきた
最近、ブログを書き続けていて面白いと感じるのは、ブログ運営で意識していることが、そのまま仕事にもつながっていることです。
例えば、記事を書く時には、
- 読者は何を知りたいのか
- どの順番なら理解しやすいか
- 専門用語を使いすぎていないか
- 最後まで読み進められる構成になっているか
といったことを意識しています。
これは、事業計画書や事業者支援でも同じです。
相手が理解しやすいように情報を整理し、必要なことを過不足なく伝える。
その積み重ねが、より良い支援や、より分かりやすい説明につながるのではないかと感じています。
以前の私は、「ブログは趣味」「仕事は仕事」と、それぞれ別のものとして考えていました。
しかし今では、どちらも「伝える力」を磨く場であり、お互いに学びを深め合える存在になっています。
資格勉強も「合格」で終わりではなかった
私はこれまで、中小企業診断士をはじめ、簿記やFP、宅建など、さまざまな資格の勉強を続けてきました。
もちろん、資格試験では合格することが目標です。
ただ最近は、「資格を取ること」だけが学習の目的ではないと感じています。
学んだ知識を仕事で活かし、自分の考え方を深め、相手に分かりやすく伝えられるようになることも、資格勉強を続ける大きな意味なのではないでしょうか。
以前の記事でも書いたように、商工会議所で参加した勉強会では、中小企業診断士試験で学んだ知識が実際の現場で活かされていることを実感しました。
その時に感じたことは、こちらの記事で詳しくまとめています。
中小企業診断士の勉強は実務で役立つ?商工会議所の勉強会で実感したこと
今回の記事を書きながら、その知識は「理解すること」で終わるのではなく、「伝えること」までできて初めて、本当に身についたと言えるのかもしれないと感じました。
書くことは、考えること
最近の私は、ブログを書く時間を「記事を作る時間」とは少し違うものとして考えるようになりました。
書き始める前には気づかなかった考えや、新しい視点に出会えることがあります。
一つの記事を書き終える頃には、自分自身の考えも以前より整理されていることが少なくありません。
だから私は、「書くこと」は「考えること」でもあるのだと思っています。
文章を書くことで、自分の考えが整理され、その整理された考えが相手に伝わる文章につながっていく。
ブログも事業計画書も、その本質はとてもよく似ているのかもしれません。
まとめ|伝わる文章は、整理された考えから生まれる
以前の私は、「分かりやすい文章を書くこと」が大切だと思っていました。
もちろん、それは今でも変わりません。
ただ最近は、その前にもっと大切なことがあると感じています。
それは、自分自身の考えを整理することです。
事業計画書も、ブログ記事も、相手に伝えるための文章です。
しかし、その文章を書く過程で、自分自身の考えも整理され、理解が深まっていきます。
だからこそ、「伝わる文章」は、整理された考えから生まれるのだと思います。
このブログも、まだ完成形ではありません。
文章の書き方も、構成も、読者への伝え方も、改善できることはたくさんあります。
それでも、一記事ずつ試行錯誤を重ねることで、少しずつ「伝える力」を磨いていきたいと思っています。
そして、その積み重ねが、ブログだけでなく、仕事や資格勉強にもつながっていくと信じています。

