資格の勉強を続ける中で、最近よく思うことがあります。
それは、大きな目標ほど、小さな積み重ねの先にしかないということです。
これは資格勉強だけの話ではありません。
- 仕事
- 子育て
- ブログ
- 資格勉強
どれも振り返ってみると、「何か一つをきっかけに人生が大きく変わった」というより、小さな積み重ねが少しずつ次につながっていました。
以前の私は、「もっと効率よく目標を達成する方法はないだろうか」と考えることが多くありました。
でも今は、一歩ずつ積み上げることこそが、一番遠回りに見えて、一番確実な方法なのだと思っています。
この記事は、誰かに答えを伝えるためというより、遠回りばかりしてきた自分自身へ向けて書くような気持ちで綴っています。
昔は「一気に変わる方法」を探していた
以前の私は、どこかで「短期間で人生を変える方法」があると考えていました。
もちろん、楽をしたかったわけではありません。
ただ、少しでも早く目標に近づきたいという思いが強かったのです。
そのため、
- 効率の良い勉強法
- 最短合格
- 短期間で成果を出す方法
といった言葉には自然と目が留まっていました。
中小企業診断士の勉強を始めた頃も、「資格さえ取れば中小企業診断士として活躍できる」と、どこかで思っていました。
だから当時の目標は、とにかく資格に合格することでした。
今思えば、その先に必要なことまでは、あまり考えられていなかったように思います。
簿記2級に合格して、考え方が変わった
中小企業診断士の勉強を続ける中で、私は簿記2級に合格しました。
財務・会計はもともと苦手意識の強い科目でしたが、勉強を続けた結果、少しずつ理解できるようになり、無事に合格することができました。
合格したときは、「努力すれば苦手なことでも克服できるんだ」という自信にもなりました。
そして、「経理の仕事にも挑戦してみたい」と思うようになりました。
当時勤めていたコールセンター運営会社で、経理部への異動を希望したのです。
しかし、結果は異動できませんでした。
理由は、とてもシンプルでした。
「実務経験がないから」です。
当時は悔しさもありましたが、この出来事は今振り返ると、とても大きな転機だったと思います。
簿記2級の勉強を通して学んだことや、その後の学習への影響については、こちらの記事でも紹介しています。
簿記1級の過去問が続かない社会人へ|学習を再開した私が実践した3つの改善策
「資格を持っている」と「仕事ができる」は別だった
この経験を通して、私は一つの大きな勘違いに気づきました。
資格を持っていることと、その仕事ができることは、必ずしも同じではありません。
資格は知識を証明してくれるものですが、実際の仕事ではそれ以外にも多くの力が求められます。
- 実務経験
- コミュニケーション力
- 調整力
- 信頼関係
どれも、一朝一夕で身につくものではありません。
そして私は、「目標には段階がある」という当たり前のことを、このとき初めて実感しました。
資格を取得することはゴールではなく、その先へ進むための一つの通過点だったのです。
「中小企業診断士になるために必要なもの」を考えるようになった
それ以来、私は「中小企業診断士に合格するため」ではなく、「中小企業診断士として信頼されるためには何が必要なのか」を考えるようになりました。
その中で、自分に必要だと思ったのが次の3つです。
- 傾聴力
- 調整力
- 実務経験
振り返ると、コールセンターで働いていた時間は、傾聴力や調整力を身につける貴重な経験になっていました。
そして現在は商工会議所で地域企業の支援に携わりながら、少しずつ実務経験を積んでいます。
もちろん、まだまだ学ぶことばかりです。
それでも、以前は点だった経験が、少しずつ一本の線につながり始めているような感覚があります。
商工会議所に入れたのも、「積み上げ」があったからだと思う
今振り返ると、実務経験がない状態で商工会議所へ転職できたのも、それまで積み重ねてきたものが評価されたからなのだと思います。
コールセンターで培った傾聴力や調整力。
中小企業診断士の勉強を何年も諦めずに続けてきたこと。
簿記の勉強を通して身につけた財務・会計の知識。
一つひとつは決して派手な実績ではありません。
それでも、小さな積み重ねが少しずつ重なり、今につながっていたのだと感じています。
商工会議所への転職については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
未経験で商工会議所へ転職した体験談|中小企業診断士の学習がキャリアを変えた理由
だからブログ名を「つみあげログ」にした
このブログを始めるとき、ブログ名は何度も考えました。
資格ブログらしい名前も考えましたし、中小企業診断士を前面に出した名前も候補にありました。
それでも最終的に選んだのが、「つみあげログ」です。
理由はとてもシンプルです。
私自身の人生を振り返ると、「一気に変わった出来事」はほとんどありませんでした。
資格勉強も、転職も、ブログも、仕事も。
どれも、小さな積み重ねが少しずつ次につながり、その結果として今があります。
だからこのブログでは、「合格しました」「転職できました」という結果だけではなく、その途中で悩んだことや失敗したこと、遠回りしたことも残していきたいと思っています。
誰かの近道になるような特別な方法は伝えられないかもしれません。
それでも、「少しずつ積み上げれば前へ進める」ということだけは、自分の経験を通して伝えていきたいと思っています。
結局、現実は「積み上げ」だった
以前の私は、「一気に人生を変える方法」を探していました。
もっと効率の良い勉強法はないか。もっと早く結果を出せる方法はないか。そんなことばかり考えていた時期もあります。
もちろん、効率を考えること自体は悪いことではありません。
限られた時間の中で勉強する社会人にとって、効率はとても大切です。
ただ、どれだけ効率を求めても、最後は自分で積み重ねるしかありませんでした。
資格勉強も、ブログ運営も、仕事も同じです。
毎日10分だけでも机に向かうこと。
仕事で一つひとつの経験を大切にすること。
ブログを一本ずつ書き続けること。
そうした小さな積み重ねが、数か月後、数年後には大きな差になっていました。
以前の私は、「まとまった時間が取れないなら意味がない」と思っていました。
でも実際は違いました。
短い時間でも続けることの方が、何もしない日を増やすよりずっと前に進めます。
振り返ると、私が少しずつ変われたのも、特別な出来事があったからではなく、小さな積み重ねを続けてきた結果でした。
「続けること」が一番難しい
言うまでもありませんが、積み重ねることは簡単ではありません。
勉強しても思うように点数が伸びないことがあります。
仕事が忙しくて机に向かえない日もあります。
ブログを書いても、すぐに読まれるわけではありません。
「このまま続ける意味があるのだろうか」と考えたことも、一度や二度ではありませんでした。
それでも、そんな時に意識していることがあります。
それは、「今日は10分だけやってみよう」という考え方です。
一時間勉強できなくても、10分ならできる日があります。
一記事書けなくても、見出しだけなら考えられる日があります。
ゼロにしないこと。
それだけでも、積み上げは止まりません。
私自身、ここまで続けてこられたのは、完璧を目指すよりも、「少しでも前に進む」ことを意識してきたからだと思っています。
社会人が勉強を続けるために私が意識している考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
【社会人向け】長期休暇に勉強できない理由|休み中でも学習を止めない考え方
今も、まだ途中です
私はまだ中小企業診断士に合格していません。
簿記1級も勉強中です。
ブログも始めたばかりで、目標としている成果にはまだ届いていません。
だから、このブログで「成功する方法」を語れる立場ではないと思っています。
ただ一つ言えるのは、以前の私よりも、一歩ずつ前に進めているということです。
遠回りに感じた経験も、今では無駄ではなかったと思えるようになりました。
コールセンターで働いた経験。
簿記を学んだこと。
商工会議所へ転職したこと。
ブログを書き始めたこと。
どれも、その時は点だった出来事です。
でも今では、その点が少しずつ線になり、自分らしい道になってきているように感じています。
だから私は、これからも焦らず、一歩ずつ積み上げていこうと思っています。
私が現在も学習を続ける中で活用している教材については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【体験談】中小企業診断士の勉強でスタディングを選んだ理由|3年間使って感じたメリット・デメリット
まとめ|大きな目標ほど、小さな積み重ねの先にある
以前の私は、「資格を取れば人生が変わる」と考えていました。
でも実際には、資格はゴールではなく、その先へ進むための一つの通過点でした。
そこへたどり着くためには、知識だけではなく、さまざまな経験を積み重ねることが必要でした。
- 傾聴力
- 調整力
- 実務経験
- 知識
- 継続する力
どれも、一日で身につくものではありません。
だからこそ、大きな目標ほど、小さな積み重ねを続けることが大切なのだと思います。
そして、それはきっと資格勉強だけではなく、仕事や子育て、ブログなど、さまざまなことにも共通しているのではないでしょうか。
このブログの名前を「つみあげログ」にしたのも、その思いを忘れたくなかったからです。
今日の積み重ねは小さくても、いつか振り返ったとき、大きな一歩だったと思える日が来るかもしれません。
私もまだ、その途中です。
だからこれからも、このブログでは結果だけではなく、積み上げている過程も、ありのまま残していこうと思います。

