簿記1級の勉強を始めた当初、私は「独学でもなんとかなるだろう」と思っていました。
簿記2級までは、市販のテキストと問題集で合格できていたため、その延長でいけると考えていたからです。
実際、簿記2級までは「テキストを読めば何とかなる」という感覚がありました。
ただ、簿記1級になると、
- 商業簿記
- 会計学
- 工業簿記
- 原価計算
と範囲がかなり広くなり、理解に時間がかかる論点も増えていきます。
その結果、「とりあえず読む」「動画を見る」だけでは、なかなか問題が解けるようになりませんでした。
この経験を通じて感じたのは、「努力量」より、「学習設計」の方が結果に大きく影響するということでした。
独学の最大のメリットは「費用を抑えられること」
独学には、明確なメリットがあります。
それは、圧倒的にコストを抑えられることです。
市販教材であれば数千円〜数万円で始められ、ネット上の情報も無料で得られます。
そのため、
- まずは低コストで始めたい
- できるだけ独力で進めたい
という人にとって、独学はかなり合理的な選択肢だと思います。
ただし「見えないコスト」がかなり大きかった
実際に独学を続けて感じたのは、お金よりも「時間」がかなり失われていたということでした。
特に大きかったのは、
- わからないことを調べる時間
- 情報の正確性を判断する時間
- 何を優先すべきか考える時間
です。
つまり、勉強そのもの以外に使う時間がかなり多かったのです。
今振り返ると、学習時間の中に「迷う時間」がかなり混ざっていました。
また、独学だと、
「今の教材で本当に良いのだろうか」
という不安も強くなりやすかったです。
その結果、別の教材や動画を探し始め、教材だけが増えていく時期もありました。
独学は自由だが、その分止まりやすい
独学は自由度が高い反面、
- 今日はやらなくてもいい
- 後でまとめてやればいい
という状態にもなりやすいと感じました。
特に社会人の場合、
- 仕事
- 家事
- 育児
- 疲労
などがあり、勉強を後回しにできる理由がいくらでもあります。
これは意志の問題というより、「学習を止めやすい構造」の問題だったと思います。
実際、仕事が忙しい時期は、
「今日は疲れたから明日でいいか」
が続き、そのまま数日勉強しないこともありました。
独学は自由だからこそ、自分で学習を管理し続ける必要がありました。
一番つまずいたのは「何を・どの順番でやるか」だった
簿記1級で特に難しかったのは、
- どこが重要なのか
- どこまでやればいいのか
- どの順番で進めるべきか
が見えにくかったことです。
これが曖昧なまま進めていたため、気づくと「テキストを読むだけ」の学習になっていました。
特に簿記1級は範囲が広いため、全部を完璧にやろうとすると、逆に何も終わらなくなりやすいと感じました。
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通信講座を検討した理由は「迷う時間を減らしたかったから」
通信講座に魅力を感じたのは、講義そのものというより、「学習設計が最初から整理されていること」でした。
つまり、
- 何をやるか
- どこまでやるか
- どの順番で進めるか
が、ある程度整理されているということです。
これは、仕事や家庭と両立しながら学習していた私にとって、かなり大きなメリットでした。
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通信講座の本質は「迷わせないこと」だった
実際に使ってみて感じたのは、通信講座の価値は、単に「教えてくれること」ではなく、「迷わせないこと」にあるということでした。
特に良かったのは、
- 進捗が見える
- 学習が段階化されている
- 次にやることが明確
という点です。
これによって、「今日は何をやればいいのか」で止まる時間がかなり減りました。
ただし、通信講座でも失敗はする
ただ、ここは誤解してほしくないのですが、通信講座を使えば自動的に合格できるわけではありません。
私自身も、
- 動画を流し聞きする
- わかった気になる
- 演習不足になる
という使い方をしていた時期がありました。
つまり、通信講座も「どう使うか」がかなり重要だったのです。
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独学か通信講座かは「能力」より「構造」で決まると思った
最終的に感じたのは、どちらが優れているかではなく、「自分が継続できる構造はどちらか」で考えるべきだということでした。
独学が向いている人
- 自分で計画を立てられる
- 調べることが苦にならない
- 自走できる
通信講座が向いている人
- 学習の迷いを減らしたい
- 時間が限られている
- 継続が止まりやすい
私の結論|時間より「迷わない環境」が重要だった
簿記1級の学習を通して強く感じたのは、時間の問題というより、「どう進めるか」の問題だったということです。
そして、その中でも特に大きかったのは、「迷う時間をどれだけ減らせるか」でした。
今振り返ると、勉強時間そのものより、
- 何をやるか
- 次に何をやるか
- どこを優先するか
が明確になっていることの方が、継続にはかなり重要だったと感じています。
まとめ|社会人学習では「迷わない環境」がかなり重要だった
独学には、コストを抑えられるという大きなメリットがあります。
一方で、簿記1級のように範囲が広い試験では、
- 何を優先するか
- どこまでやるか
- どの順番で進めるか
を、自分で判断し続ける必要がありました。
特に仕事・家庭・育児と両立しながら勉強していた私にとって、「迷う時間」はかなり大きな負担でした。
だからこそ今は、「勉強時間を増やすこと」より、「迷わず進められる環境を作ること」の方が重要だったと感じています。
